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宿題をやっていないことを叱られた中国の10歳少年が父親の薬物使用を〝復讐〟通報

東スポWEB 2025年1月26日 17時3分

宿題を終えていないことを父親に叱られた10歳の少年が、父親の薬物使用を通報し、復讐した。中国メディア「澎湃新聞」が先日、報じた。

奇妙な事件は今月初め、中国の寧夏回族自治区銀川市永寧県で起きた。宿題をやらなかったとして父親に厳しく叱られた少年は、家を飛び出し、近所の人に携帯電話を貸してほしいと頼んだ。少年は中国の緊急電話番号110番に電話を掛け、「父親が違法薬物のケシの殻を家に隠している証拠がある」と通報した。

永寧県公安局城関警察署はすぐに出動し、少年と会って、通報内容を詳細に尋ねると、少年は泣きながらすべてを話した。

警察は少年を家に送り、そのまま家に入れてもらい、捜索した。家のバルコニーで乾燥したケシの殻8個を発見した。少年の父親は「ケシの殻を購入した。医療目的でのみ使用するつもりだった。法律違反とは知らなかった」と供述した。

警察はケシの殻を押収し、父親を逮捕。その後、事件を麻薬取締局に引き継ぎ、捜査が進んでいる。

中国のSNS「微博」では「要塞は内側から突破するのが簡単だ」「優れた反麻薬宣伝活動」「少年は宿題をやらなくてよくなったが、食事を食べられなくなる」「正義のために父親抹殺」「どんな教訓が得られるのか分からない」など、さまざまなコメントが寄せられている。

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