F1レッドブルの4連覇王者マックス・フェルスタッペンをめぐる去就問題がヒートアップしている。
フェルスタッペンはレッドブルのマシン性能低下や内部闘争などからモチベーションが下がり退団が噂されており、すでにアストンマーティンが10億ポンド(約1900億円)の巨額オファーを出したと現地で報じられている。
去就問題が過熱する中で、F1界の重鎮ギュンター・シュタイナー氏が「GPブログ」でフェルスタッペンの今後を予想した。
まずアストンマーティンの可能性に触れながら、それ以外の選択肢に言及。同メディアが「フェラーリとマクラーレンにはお金がないのか?」と提起すると「マクラーレンとフェラーリはフェルスタッペンを待っていないだろう」と否定的。「フェラーリは(ルイス)ハミルトンと(シャルル)ルクレールに何千万ドルも費やしてきた。イタリアチームが2026年までにどちらかを手放したいのであれば、莫大な費用がかかるのは間違いない。さらに、フェルスタッペンはレッドブルに手数料を支払わなければならないだろうし、オランダ人にも高額な給料を支払わなければならないだろう」と名門フェラーリのサプライズ移籍はマクラーレンとともにないとの見解を示した。
その上で「シュタイナー氏によると、メルセデスが唯一の選択肢」と同メディア。「シュタイナーは、フェルスタッペンにとってメルセデスが唯一の選択肢かもしれないと考えている。実際、ジョージ・ラッセルの契約は来シーズンで終了し、若手のキミ・アントネッリがその高い期待に応えられるかどうかはまだ分からない。チーム代表のトト・ボルフはフェルスタッペンの熱烈なファンであり、来シーズンも彼と契約したかったはずだ。結局、このオランダ人を獲得する機会が訪れたら間違いなくそうしようとするだろう」とメルセデスが王者獲得に乗り出すと強調した。
さまざまな情報が飛び交い、フェルスタッペンの去就はますます熱を帯びそうだ。