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【初場所】豊昇龍〝大逆転V〟で新横綱へ「入門してからの夢。ちょっと近づいたと思う」

東スポWEB 2025年1月26日 18時57分

大相撲初場所千秋楽(26日、東京・両国国技館)、大関豊昇龍(25=立浪)が幕内金峰山(27=木瀬)、幕内王鵬(24=大嶽)との優勝決定巴戦を制し、2度目の優勝を遂げた。

本割では2敗で単独首位の金峰山が3敗の王鵬に敗れ、負け数で並んだ豊昇龍にも自力Vが復活。そして、結びの一番で大関琴桜(27=佐渡ヶ嶽)を下して決定戦に持ち込んだ。巴戦の最初で豊昇龍は金峰山を寄り切って王手をかけると、王鵬に連勝して優勝を決めた。

豊昇龍は昨年九州場所の千秋楽で琴桜との相星決戦に敗北。13勝2敗で優勝次点だった。「うれしい。先場所優勝を逃したので、今場所こそは優勝という気持ちをぶつけた。大関として優勝できていなかったので、大関として優勝したかった。決定戦? このチャンスを絶対に逃さないと思って土俵に上がりました」と、今場所に懸けてきた思いを語った。

その上で「師匠(立浪親方)からの『稽古場では基本が一番。四股、すり足を人の何倍もやれ』という言葉を信じて、しっかり稽古をしてきました」と明かした。

審判部は八角理事長(元横綱北勝海)に横綱昇進を諮る臨時理事会の招集を要請。27日の横綱審議委員会(横審)で横綱推薦が決まれば事実上、新横綱の誕生が決定する。

豊昇龍は「横綱? 入門してからの夢。ちょっと近づいたと思う」と満面の笑み。優勝インタビューでは「綱取りの場所だったけど、一日一番集中していきたいと思っていた。(横綱昇進に向けて)しっかり一から頑張ります」と抱負を語った。

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