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【浜松オート・GⅡウィナーズC】金子大輔が大会初制覇「今日は青山君のマネをさせてもらいました」

東スポWEB 2025年1月26日 19時47分

浜松オートGⅡ「ウィナーズカップ」は26日最終日、12Rで優勝戦が行われ、金子大輔(44=浜松)が3番手スタートから2周1角で首位に立つ速攻で制し、大会初制覇を飾った。金子のグレードレース制覇は昨年のSG第37回全日本選抜(川口)以来12回目、優勝は通算52回目。人気の鈴木圭一郎は6着に敗れた。

金子が熟練の走りで、スピードある若手の追撃を封じ込んだ。試走3・28秒はメンバー中4番時計タイと、エンジンが抜きんでたわけではなかった。それでも、先頭に立ってしまえば抜かれることはない。真後ろでは鈴木宏和が逆転の機会をうかがっていたが、ヒヤリとするシーンは一度もなかった。

「本当はもっと大きく走りたいんだけど、先頭に立ってからはタイヤの滑りが気になって締めるしかなかった。今日は青山君のマネをさせてもらいました」。表彰式では後ろを抑える走りでタイトルを量産する青山周平を引き合いに出し、笑いを誘った。

昨年は9年ぶりのSG制覇で存在感を示した一方、7回進出したグレードレースの優勝戦での3着以内は2回と物足りなさも残った。それだけに「今年は優勝戦で結果を求めていく」ことを目標に掲げる。ファイナルに名を連ねるだけでなく、優勝争いがノルマ。今年の抱負を語った金子に、ファンからは暖かい拍手と声援が送られた。

もちろん、直近のターゲットは地元開催のSG第38回全日本選抜(2月6日開幕)。「間に1節挟むので、次回でいろいろ調整していい準備ができればと思います」。浜松は鈴木圭一郎だけじゃない。深みを増した金子の巧みなライディングが、今年は随所で見られるに違いない。

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