WWEの「サタデー・ナイツ・メインイベント」(テキサス州サンアントニオ)が25日(日本時間26日)に配信され、女子世界王者のリア・リプリーが圧巻の防衛を果たした。
1月6日(同7日)のロウで、リブ・モーガンから同王座を奪回したばかり。前WWE女子王者ナイア・ジャックスを迎えての防衛戦は、ゴング前に奇襲のヘッドバットを受けて、いきなり劣勢に。ナイアの豪快な雪崩式サモアンドロップを浴びたが、バンザイドロップを狙ったナイアをパワーボムで叩きつけて、白熱の攻防を展開した。最後は右ハイキックから、リップタイド(変型ボム)でナイアの巨体を叩きつけ、3カウントを奪った。
強敵を退けたことで、プロレス祭典「レッスルマニア41」(4月19、20日、ネバダ州ラスベガス)での王座戦が近づいた。2月1日(同2日)に行われる、PLE「ロイヤルランブル」の30人参加時間差バトルロイヤル・女子ロイヤルランブル戦の勝者は祭典で、リアの女子世界王座か、ティファニー・ストラットンのWWE女子王座に挑戦できる権利を得る。
女子ランブル戦には、ケガで長期欠場中の〝女王様〟シャーロット・フレアーが出撃を表明。リアにとっては一昨年の祭典「レッスルマニア39」で名勝負を繰り広げてベルトを奪った宿敵だ。さらにサプライズ参戦選手もうわさされるが、リアは試合後のインタビューで「レッスルマニア41で、誰と対峙するにせよ、私がベルトを守るわ」ときっぱり。インスタグラムのフォロワー500万人超えのカリスマ女王が、祭典でも主役を張るつもりだ。
メインの世界ヘビー王座戦は王者グンターが、〝メインイベント〟ジェイ・ウーソをパワーボム2連発で退け、防衛に成功。WWE殿堂者リック・スタイナーの息子でインターコンチネンタル王者のブロン・ブレイカーは、シェイマスに必殺のスピアーを浴びせてベルトを守った。ブラウン・ストローマンとジェイコブ・ファトゥの〝怪獣対決〟は、ファトゥがレフェリーを暴行して反則負け。試合後も暴走を続け、レフェリー、スタッフの制止を聞かず、ムーンサルトプレスを3発浴びせてストローマンをKOした。