マリーゴールドのワールド王者・林下詩美(26)が、団体のスーパールーキー・山岡聖怜(18)に教育的指導を予告した。
詩美は2月20日の後楽園ホール大会でビクトリア弓月と組んで、山岡&高橋奈七永の持つツインスター王座に挑戦する。デビュー5戦でタイトルを奪取した山岡とは、25日横浜大会のタッグ戦で初対決。「デビューしたてとは思えない、いい選手」と高評価しつつ「『ああ、この子は期待しすぎても大丈夫な子だな』と思えたので。次に当たる時は、自分も彼女に大いに期待しながら、王者としてエースとして、しっかり潰しに行こうと思います」とシングル&タッグの2冠取りを予告した。
詩美も2018年8月にスターダムで〝ビッグダディ三女〟として大きな注目を集めデビュー。同年のプロレス大賞新人賞を獲得し、周囲の期待に応えてきた。それだけに「聖怜にはぜひ新人賞を目指してほしいし、全然狙える子だと思う。マリーゴールドのエースとして、そういう子に育てていきたい。勝つこともすごく経験、自信になると思うんですけど、トップとの実力の差を感じてからこそ、さらなる成長につながるのかなと」とエールを送る。
古巣時代に自身にとって大きな壁となっていたのが同団体のアイコン・岩谷麻優だった。詩美は「大事な試合にいつもいた岩谷麻優という存在が、私にふがいなさだったり、もっとやらなきゃっていう思いを感じさせてくれたので。今は私がそっちの立場になったので、聖怜にもそういう経験をさせてあげたいなと思います」。団体の未来のため、超新星に必要な試練を与えるつもりだ。