これも大谷翔平投手(30)効果だ。米サイトのドジャース・ネーションは26日(日本時間27日)にドジャースが日本でファンクラブを設立する計画があると報じた。
「日本人がドジャースを愛していることは周知の事実である。ドジャースは球団の国際的なサポーターを団結させるために、日本でファンクラブを設立する計画を明らかにした」
記事によるとスタン・カステン球団社長は「ファンやファンクラブを増やす実験的な取り組みを進めている」と語るとこう続けた。「まだ始まったばかりだ」
MLBでは国際的なファンクラブは一般的ではない。同社長は「プレミアリーグや欧州サッカーリーグは、すでに海外のファンを集める取り組みを行っている。我々はそれを開始するための試験プログラムを実施しており、その効果を確かめているところだ」と強調した。
もちろん、ドジャースには勝算がある。日本で爆発的な人気を誇る大谷の存在だ。さらに昨年、開幕戦からワールドシリーズを制するまで、ほぼ全試合が生中継されたことでムーキー・ベッツ内野手(32)、フレディ・フリーマン内野手(35)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(32)らの知名度は爆上がり。2年目の飛躍が期待される山本由伸投手(26)、さらにマイナー契約ながら佐々木朗希投手(23)まで加わった。
ドジャースのファンクラブの日本での設立時期など詳細は未定だが、3月18、19日に東京ドームでカブスと開幕2連戦を行う。それに間に合えばベストのタイミングだろう。同サイトは「このファンクラブには間違いなく、すでにドジャースを応援している日本中の大勢の人々が集まるだろう」と予想している。
同サイトは「ロサンゼルスに日本人スター選手が3人いることはドジャースにとってだけでなく、野球界の成長にとってもプラスだ。日本にドジャースのファンクラブが誕生することは、MLBの海外での発展を示すもう一つの兆候だ」と締めくくった。