大相撲初場所を制した大関豊昇龍(25=立浪)が27日、東京・台東区の部屋で会見した。前日の千秋楽では優勝決定巴戦の末、2度目の優勝を達成。日本相撲協会の審判部は横綱に昇進させる方針を決めた。
この日、豊昇龍は予定から10分ほど遅れて会見場に現れ「すいません、寝てました」と苦笑い。「疲れがたまっている。終わったと思った瞬間、全身に痛みがきた」と漏らした。
豊昇龍は大関として初めて優勝を果たし「なんか信じられない。うれしかったです。大関に上がって優勝できていなかったので、良かった。大関に上がってから優勝しなくちゃと思っていた。今回は優勝できてうれしい」とかみしめた。
賜杯をたぐり寄せた巴戦については「大変だった。疲れてたし、もう限界を超えると言ってもおかしくないぐらい。ここで勝たなくちゃいけないって自分に言ってましたね」と激闘を振り返った。
この日に行われる横綱審議委員会で推薦を得られれば、29日に正式に新横綱となる。豊昇龍は「ワクワクしてます」と心境を明かした。