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舞台版『ミセン』主演の前田公輝 反響に驚き「韓国ドラマファン、やっぱ同業でホント多い」

東スポWEB 2025年1月27日 17時43分

大ヒット韓国ドラマの初ミュージカル版「ミセン」で主演中の俳優・前田公輝(ごうき=33)が27日、都内で取材会を開いた。

ドラマ版「ミセン(未生)」は2014年、韓国で大ヒットし社会現象に。囲碁のプロ棋士になるのを挫折したチャン・グレが、社会経験ないまま入社した商社で同期エリートたちに揉まれ、配属された営業三課の上司らに鍛えられ、成長していく話だ。

前田の主演が告知された時は、俳優仲間からたくさん連絡が来たという。

「『ミセン、ミュージカルやるんだ。しかも主演でチャン・グレでしょ』みたいな。韓国ドラマのファンの方、やっぱ同業でホント多いので。情報解禁した次の日に現場行ったら、『やるんですか~!』とかいって言われて。『私、大好きで何回も見てます』とかという方はホント多かったですね」

韓ドラは「イカゲーム」など話題作を見る程度だったが、日本でのリメーク版も含めミセンを見て研究したという。前田は喋るのが好きで、割と無口なグレとは「似てない」と自認しているが、「極力、稽古入ってみんなの前ではチャン・グレでいました」。1人の時も姿勢を意識したりし「寄せてる」という。

「髪形もそうですし、肌の色とか、もってるパーツはもともと(チャン・グレ役の俳優)イム・シワンさんに多分似てるので。似てるとか言うのもおこがましいですけど…」

もっとも本人にしてみれば「キャラづくり、しちゃってましたね~。ダサいすよね~。ホントは切り替えられる方がカッコイイんですけどね~」と恥ずかしさもあったようだ。

6歳から芸能界にいる前田は「(芸歴)27年間の中で、おそらく一番幸せを感じてる時間がこのミセンの現場」だという。プレビュー公演では「カーテンコールで出てきた時に、歌うたえないぐらい泣いちゃったんすよ」。

その理由は本人も分からない。「自分の感情なのか、チャン・グレが幸せになってる感情が止まんなかったのか分かんないすけど、自分が知らないところにもう今、感情として辿り着きすぎてしまってて、自分でも整理ができてない状態を役として表現していると思うので、もうそれは面白いと思うんですけどね」

ミセンは2月1~2日に愛知、6~11日に東京公演を控えている。

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