ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者・岩田翔吉(28=帝拳)が、3月13日に東京・両国国技館で行われる3大世界タイトルマッチで、同級2位レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)と初防衛戦を行うことが27日、発表された。岩田はこの日に都内で開かれた会見で、防衛に成功してIBF同級王者の矢吹正道(LUSH緑)との王座統一戦を実現させることに意欲を示した。
王者としての真価が問われるV1戦に「世界チャンピオンになってからボクシングがより楽しくなって、進化を感じています。初防衛戦はより強くなった姿を見せて、KOで勝ちたい」と宣言。
サンティアゴは元WBO同級暫定王者の実力者であり「後半にボディー打ちでKOしたり、スタミナもあってスピードもある。しっかりと捕まえたい」と戦いをイメージした。
自身の2025年初戦でもあり「しっかりKOで勝って、矢吹選手と試合をしたいので、内容で見せて次に進みたい」とかねてからの希望を改めて主張する。
一方で、矢吹は岩田戦について「興味がない」などと発言したと報じられている。これについて岩田は「僕が見た記事では『日本タイトル戦みたいになっちゃう』と言っていたんですけど、ちょっとよく意味が分からない。お互い世界のベルトを持っているんだから」と反論した。意中の相手を振り向かせることはできるか。