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コロンビア大統領の娘がトランプ大統領に「われわれは買春観光の米国人を返す」

東スポWEB 2025年1月28日 10時8分

トランプ大統領の〝脅迫外交〟に対し、コロンビア大統領の娘が仕返しの言葉を投稿した。米紙ニューヨーク・ポストが27日、報じた。

トランプ氏は26日、不法移民を強制送還する米軍機2機の着陸をコロンビアのグスタボ・ペトロ大統領が拒否したことを受け、同国に25%の関税を課す報復措置を取ると発表。すると、コロンビアは強制送還の無条件受け入れに同意。トランプ氏は関税引き上げを撤回し、〝脅迫外交〟が成功した形だ。

コロンビア大統領の娘アンドレア・ペトロさん(33)は27日、Xでトランプ氏の国外追放論争を批判し、「国外追放されるコロンビア人1人につき、ポプラドのグリンゴを1人返してあげる」と投稿した。

ポプラドとは、コロンビアの大都市、メデジン市の歓楽街のこと。グリンゴとは、米国人の男を指すスラング。つまり、米国から国外追放されるコロンビア人1人につき、コロンビアは米国人のセックスツーリスト(買春旅行者)を1人送還するという意味となる。

昨年、ポプラド地区で、36歳の米国人の男がホテルの一室で12歳と13歳の少女2人と一緒だったところを逮捕され、コロンビア国内で論争を巻き起こした。男は釈放されるとすぐにコロンビアから出国したが、ペトロ大統領は後に米国政府に男の引き渡しを要請した。アンドレアさんの言葉は、この事件のことを掘り起こした皮肉だ。

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