サウジアラビア1部の名門アルヒラルは所属するブラジル代表FWネイマール(32)と契約を解除したと発表した。
ネイマールは2023年夏にフランス1部パリ・サンジェルマンからアルヒラルに加入するも同年秋のブラジル代表戦で負傷し、長期離脱。昨年10月に実戦復帰するも再び負傷した影響もあってリーグ後半戦の選手登録から外れていた。契約満了となる25年夏以降の去就が注目され、古巣ブラジル1部サントスに復帰することが各メディアで報じられていた。
そんな中、アルヒラルはネイマール側と協議を重ねて、残り約5か月となっていた契約を解除することで合意したという。ブラジルメディア「GLOBO」は「ネイマールの代理人となる父親はアルヒラルと数週間にわたって交渉をおこなってきたが、サウジアラビアリーグ側が交渉に加わったことでようやく契約解除に進むことができた」と報じた。
アルヒラルとネイマールの契約解除に向けた交渉は、年俸1億5000万ユーロ(約234億円)の残り5か月分となるサラリーの支払いが焦点となっていた。同メディア「ネイマールは約6500万ドル(約100億7000万円)を受け取る予定だったが、解放されるために、この金額の一部を放棄した」と伝えていた。
同メディアによると、サントスはネイマールと2026年6月末までの契約を結ぶ見込みで元ブラジル代表FWペレさんの死後、欠番となっていた背番号10をネイマールに託すと予想されている。