オフシーズンのドジャースのカネに糸目を付けない大補強が他球団やファンから〝悪の帝国〟〝乱獲〟とヤユされていることに対し、ロバーツ監督が口を開いた。MLBネットワークラジオに出演した指揮官は「私は確かに大市場のチームとしておそらく偏った見方をしている。我々が球団や選手に資金を投入する限り、これは本当に素晴らしいことであり、そうあるべきだと思う」と当然の企業努力だと主張した。
一方でファン感情については「ファンのフラストレーションは我々のオーナーシップと同じようなモチベーションを(応援するチームにも)持ってほしいということだと思う。人々は誰かを応援したがる。チームが何もせずにじっとしているより、投資してほしいと考えていると思う。我々がやろうとしているのは目的地を作ることです」と続けた。
地元メディア「ドジャースネーション」もこれに同調し「ロバーツ監督はファンの怒りは嫉妬から来ていると考えている。契約、契約延長、トレードを行っている間、他の多くのフロントオフィスは何もせずに傍観していた。ワールドシリーズに3か月前に優勝したにもかかわらず、現チャンピオンは切迫感を持って行動した」と正当性を強調している。
さらにCEOのスタン・カステン氏の「我々がやっているエンターテインメントはファンに愛され、記録的な観客を集めること。嫌われながらもアウェーでも観客動員のトップを占めるのは素晴らしい。これは世界の野球のグローバル化にも貢献している。これはつまりWIN、WIN、WINなのだ。間違いない」とのコメントを紹介している。