中日を自由契約となり、巨人に加入したライデル・マルティネス投手（２８）が開幕に向け、ギアを徐々に上げている。
２８日、２日連続でジャイアンツ球場に姿を現し、練習を敢行。前日のキャッチボールでは３、４割の力と言いながらも受けた喜多捕手を「エグいっす。ピストルです」と仰天させたが、この日は、さらに勢いを増したボールが次々とミットに吸い込まれ「今日は５割ぐらいまで上げました」とニヤリ。それでも「昨日の今日なので、そんな大きな変化はない。徐々に時間がたつごとに状態は上がっていけばいい」と冷静に話した。
フォークやスライダー、カットボールなど変化球の感触を確かめた右腕は「今はとにかく健康な状態でケガなくキャンプに入れることが一番。それだけです。ケガをしないで初めてチームに貢献できる。焦らずにやっていきたい」と慎重に調整を進めている。
気になる新チームメートについて問われると「チームのことを知っている同じ外国人選手とは話をして、いろいろ環境のことなどについて助けてもらえたら」とキャンプインを心待ちにしていた。