先乗り合同自主トレに参加する阪神・村上頌樹投手(26)が28日に沖縄入りした。
春季キャンプは2月1日に宜野座で始動するが、昨季13勝を挙げた同学年右腕・才木、FA権を行使して残留を決めた大山らとともに、29日からひと足早く調整に入る。
村上は2023年に10勝6敗、防御率1・75で、リーグMVPと新人王のタイトルを獲得。さらなる飛躍を期待された昨季は規定投球回に到達し同2・58をマークした一方で、シーズン中盤以降は打線の援護に恵まれない試合も多く、7勝11敗と黒星が先行する結果に終わった。
それだけに、先乗りの期間について「真っすぐの出力を上げるということがテーマ。オフの自主トレからやっていることなので継続する感じです」とし「キャンプでは気合が入って、いつも以上の力を出してしまうと思うので。少し控えめにしながら、準備をしっかりしたいです」と力を込めた。
右腕は今季でプロ5年目。約1か月間滞在する沖縄には〝相棒〟も連れてきたという。
「プロジェクターを持ってきました。ユーチューブとかアニメを大画面で見るんですよ」とニヤリ。中でも大阪出身の5人組ユーチューバー「Lazy Lie Crazy(レイクレ)」にハマっているといい、「その人たちのユーチューブをひたすら見ようって感じです。キャンプ中のちょっとした癒やしっすね」と明かした。
また、アニメについては「ずっとワンピースを見てたんですが、ちょっと止まってしまってて。いま模索中なので、面白いアニメ募集中です」と笑顔。グラウンドでは野球に集中し、宿舎ではしっかりとリフレッシュしながら〝無双投球〟を取り戻す。