元タレント・中居正広氏の女性トラブルに端を発したフジテレビをめぐる問題が、Jリーグにも〝飛び火〟した。
フジテレビは国内3冠の一つルヴァンカップを例年放送しており、今季は3月20日に開幕を予定している。だが、同局を取り巻く状況は厳しさを増している。そんな中で、28日に都内でJリーグの理事会が行われた。野々村芳和チェアマンは所用のため会見には出席せず、ルヴァンカップやフジテレビについて言及する機会はなかった。
ただ会見では話題にならなかったが、Jリーグ関係者によると、理事会では出席者からルヴァンカップへの影響を問う意見が出たという。今回の問題が起きたことで中継局変更の可能性や、スポンサーは継続するのかなど確認の意図があったとみられる。現段階ではJリーグ執行部の判断材料が乏しい状況ということもあり、突っ込んだ議論は行われなかった模様。だが、今後も継続して対応を協議していくという。
Jリーグ関係者は「現時点では何も決まっていないが、決定があれば速やかに発表したい。昨日(27日)の会見を見てもガバナンスに問題があると感じた」。今後は大会にフジテレビが絡むことを問題視される可能性もある。
懸念材料は少なくないが、ファンやサポーターに愛されるおなじみのカップ戦だけに〝最悪の事態〟は避けたいところだが…。