29日放送のTBS「ひるおび」で、元タレント・中居正広氏の女性トラブルをめぐる報道記事について週刊文春が一部訂正した問題を取り上げた。
文春電子版は「訂正」として、12月26日発売号掲載記事で事件当日の会食について「X子さんはフジの編成幹部A氏に誘われ」としていた部分を「その後の取材によりX子さんは中居に誘われたとしていましたが、その後の取材により『A氏がセッティングしている会の“延長”と認識していた』ということがわかりました」と説明。「お詫びして訂正いたします」としたことで、会社ぐるみの“性接待”という前提が覆る…と騒動になっている。
これについて弁護士の八代英輝氏は「27日のフジテレビの会見では、記者の多くは第一弾の記事の内容を前提に質問していた。しかしA氏がかかわっておらず、中居さん個人が連絡が来たとなると前提が覆る。だんまりを決め込んでいたと見てしまう」と指摘した。
またフジテレビの港浩一前社長は会見で、中居氏のトラブルについて「人権侵害の疑いがあると認識していた」と話したが、中居氏を番組に起用し続けた。これについて八代氏は「認識しながら中居さんを使い続けたというのは、握り潰したと見られても仕方ない」という見解を示した。