ドジャースの巨大補強が止まらない。2019年にセーブ王に輝いたカービー・イェーツ投手(37)が、1年で最大1400万ドル(約21億8000万円)で正式契約したと28日(日本時間29日)に複数の米メディアが報じた。
昨季はレンジャーズでプレーし、61試合の登板で33セーブ、防御率1・17の好成績を収めた。すでにドジャースとは基本合意していたものの、身体検査を無事に通過して晴れて契約が結ばれた。
今オフは大谷の天敵でもあったスコットも獲得し、ブルペン陣の層の厚さはいよいよメジャー屈指となった。右投手ではイェーツやトライネン、コペック、フィリップスをそろえ、左ではスコット、ベシア、バンダ…という豪華布陣だ。
ただ、ロースター枠は40人と限りがある。それだけにMLB公式サイトは、剛腕のグラテロルがシーズン後半に復帰することも見据え「ライアン・ブレイシアは完全な余剰戦力となったため、今後はトレードに向けた動きが加速していくことになりそうだ」と伝えている。ブレイシアは17年に広島に在籍し、23年途中からドジャースでプレー。昨季は故障の影響もあり、29試合の登板で防御率3・54の成績だった。