第54回内閣総理大臣杯日本プロスポーツ大賞で新人賞を受賞した大関・大の里(二所ノ関)は自然体で高みを目指す。
昨年は夏場所で初土俵から7場所目でのスピード優勝を達成すると、秋場所でも優勝を果たした。29日に都内で行われた授与式典では「本当にこのような賞をいただいて本当にうれしい。自分の想像しなかった1年を過ごすことができた」と声を弾ませた。
ただ、初場所は10勝5敗と2桁勝利を挙げたが、優勝争いに食い込むことはできなかった。さらにこの日は豊昇龍の横綱昇進が正式に決まった。「やっぱりたくさんニュースが入ってくる」と悔しさを押し殺しながらも「焦ることなく自分のペースでしっかりと稽古を積んで頑張りたい。初場所は優勝争いから脱落してしまったので、3月の大阪(春場所)に向けてしっかりと稽古積んで頑張りたい」と決意を新たにした。
周囲からは横綱昇進への期待も懸かるが「あまり考えすぎずに、まずは稽古をしっかりして頑張りたい」とマイペースで歩みを進めていく。