米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)に放出論が高まっている。
八村は28日(日本時間29日)に敵地でのセブンティシクサーズ戦に先発出場し、左ふくらはぎの負傷から復帰した。24分4秒プレーして13得点、2リバウンドをマーク。チームは104―118と完敗を喫した。
復帰戦としては及第点と言えるプレー内容だったが、辛口の現地ファンからは守備の弱さに対して不満が爆発。トレード期限が迫るタイミングとあって、放出論が過熱している。
欧米のスポーツを扱うメディア「スポーツキーダ」は「八村の守備の弱さは、セブンティシクサーズとのアウェー戦で敗れた際に完全に露呈した。プレーの不振により、レイカーズのファンはトレード期限前に彼が移籍するのではないかと推測している」と報じた。
まず同メディアは、八村の守備の弱さを酷評する。「ロサンゼルスに獲得されて以来、フロアスペースを確保する堅実なフォワードであることを証明してきた。しかし、チームでの在籍期間中、ディフェンスとリバウンドは常に懸念事項となっていた」と不安視。続けて「八村はサラリーを合わせる目的で、トレードの噂に彼の名前が挙げられている。トレード候補の彼はシクサーズを相手に、気だるい守備でレイカーズファンをいらだたせた」と斬り捨てた。
そうした状況を受けて、レイカーズファンのコメントを伝えた。
「八村塁をトレードしろ。我々に必要なのはザック・ラビーンだ」「数週間前にトレードされるべきだった」「彼を(バディ)ヒールドと交換してください。もう十分、分かった」との意見が上がっている。
また「彼はトレードされることを知っているはずだ」「ルイは自分のトレード価値を下げようとしている」などといぶかしむ声も。大都市ロサンゼルスのファンは特に辛らつとも言われるが、八村は雑音を封じる活躍を見せることができるか。