欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ最終戦(29日=日本時間30日)は各地で行われ、決勝トーナメントに進出する8チームとプレーオフに進む16チームが出そろったが、英「BBC」など欧州各メディアによると、欧州各地で熱狂的なサポーターが逮捕されるなどピッチ外も〝大荒れ〟だった。
フランス当局は、リール(フランス)との試合を観戦するため、同国入りしようとしていたフェイエノールト(オランダ)のサポーター86人の入国を拒否し、30人を逮捕したと発表した。サポーターらは火工品や武器になり得るようなさまざまなものを所持していたという。当局は「ファンの間で現実的かつ深刻な衝突の危険があった」と説明した。
ドイツ警察はシュツットガルト(ドイツ)とパリ・サンジェルマン(フランス)との対戦を前にフランス人の「フーリガン」59人を逮捕した。警察はサポーター同士の衝突が計画されていたとし「試合が終了するまで深刻な暴動を防ぐため」だったという。またシュツットガルトのファン47人に対してもスタジアムや市中心部への立ち入りを禁止した。
マンチェスター・シティー(イングランド)とクラブ・ブリュージュ(ベルギー)戦の前にはエティハドスタジアムの敷地内で火災が発生。試合前のイベントが行われている中で、正面入り口近くの売店が燃え上がった。すぐに消し止められたが、原因は明らかにされていない。消防当局は「安全を確保した」との声明を発表し、試合も予定通りに行われた。