晴れてドジャースに入団した佐々木朗希投手(23)にケガのリスクが指摘されている。
佐々木は〝25歳ルール〟を待たずにMLB挑戦したことに「あと2年待つべきという声は多いが、その2年間の健康状態は保証されていない。日本で何度も軽いケガをした。自分でできること、改善できることはある。不安もあるがやっていこうと思った」と話した。
ケガのリスクを勘案しての〝前倒し〟とみられ、米メディア「スポーツイラストレイテッド」は「ある医師はトミー・ジョン手術を勧めたが、佐々木はキャリアを変えるような手術で将来を危険にさらしたくないと考え、最終的に手術を受けないことを選択した」と伝えている。
MLBでは速球派を中心にトミー・ジョン手術の症例が多く、ドジャースも過去5年間で7人が手術を受けた。昨年はグラスノー、ビューラー、カーショー、山本らが故障で長期離脱。かねて耐久性が懸念されてきた佐々木もリスクが大きいと見られ、昨年は球速も低下してきている。
「エッセンシャリースポーツ」は「ドジャースは佐々木の球速低下を回復させると売り込んだが、それにはリスクもある。パワーを求めると腕にさらに負担がかかる。佐々木はすでにトミー・ジョン手術を勧められており、事態が悪化すれば大変なことになるかもしれない」と警鐘を鳴らした。
「ドジャースウェイ」も「ドジャースは佐々木が緩やかにメジャーに上がれることを期待しているが、トミー・ジョンの危機が頭上に迫っていることを考えれば心配するのは当然だ」としている。
登板には細心の注意を払うとはいえ、不安はつきまとう。