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【MLB】レイズ入団のキム・ハソンに〝不良債権化〟の懸念「興味深いギャンブル」=米報道

東スポWEB 2025年1月30日 14時44分

パドレスからFAとなっていた〝韓国の至宝〟キム・ハソン内野手(金可成=29)が、2年総額2900万ドル(約45億円)でレイズと契約合意した。

複数の米報道によると、キムは今季終了後にオプトアウト(契約破棄)の権利を保有。行使しなければ今年は年俸1300万ドル(約20億2000万円)、2年目となる2026年は1600万ドル(約24億8000万円)を受け取れる。

レイズは遊撃手の不在が懸案の一つで、23年7月にはワンダー・フランコに未成年者との不適切行為疑惑が浮上。以来、グラウンドから遠ざかっている。そのため、遊撃を本職としながら二塁や三塁もこなし、23年にユーティリティー部門のゴールドグラブ賞を獲得したキムは打ってつけの存在といえる。

ただ、キムは昨年9月に右肩を負傷して手術。復帰時期は「4月」や「5月」「6月」、はたまた「7月」とも言われている。何より送球などのプレーに直結する右肩の手術だけに、どれだけ回復できるかには不透明感も残る。

MLBの移籍情報に詳しい米メディア「トレードルーマーズ」は「健康状態が不確かで、予測することが難しい」と指摘した上で「レイズにとって興味深いギャンブルとなる」と断じた。

さらに「キムのケガが長引いた場合、レイズは半シーズンだけで1300万ドルを支払うことになる可能性がある。キムが調子を取り戻さず、オプトアウトを放棄すれば、さらに高い給料で2026年まで残ることになる」と〝不良債権化〟への懸念まで示した。

もちろん、これらは最悪のケース。同メディアは「レイズにとっての理想は、キムが今年の比較的早い段階で復帰し、以前のようにプレーできることだろう」としたが、果たして――。

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