女子プロレスラー・Sareee(28)が、自主興行第7弾「Sareee―ISM ChapterⅦ」(3月10日、東京・新宿フェイス)でスターダムの朱里(35)とシングルマッチを行うことを発表した。
昨年「マリーゴールド」のワールド王座&「シードリング」ビヨンドザシーシングル2冠王者に君臨していたSareeeだったが、今月3日にマリゴ大田区大会で林下詩美に敗れた。17日にはシードリング新木場大会でVENYに敗れ、2本のベルトを失い無冠に。さらに23日の自主興行(新宿フェイス)では里村明衣子に敗れ、今年に入り3連敗中だ。
7度目の自主興行では、朱里と2011年7月10日のディアナ横浜大会以来となるシングル戦で激突することが決定。30日に都内で会見を開いたSareeeは「最強対最強の戦い。スペシャルでドリームなカードが組めたと思います」と胸を張った。
2人は昨年IWGP女子王者の岩谷麻優に挑戦。それぞれが王者と激闘を繰り広げたものの、惜敗を喫し王座戴冠を逃した共通点がある。朱里との対戦についてSareeeは「2025年、私は必ず巻きたいベルトがあります。でも、今年に入って3連敗してどん底にいる今の自分が挑戦する資格はない。だからこそ、私はスターダムのモノが違う女、朱里選手と戦いたいと思いました」と経緯を明かし「朱里選手には私の踏み台になってもらう。この戦いで必ず私が勝利して最強だということをしっかりと証明した上で、次のステージに進みたいと思います」と意気込んだ。
会見に登場した朱里から「最強のヤツと戦いたいとオファーをもらって率直にうれしい。ですが、あのベルトを狙っているのはSareeeだけじゃない。私ももちろん狙ってる。2024年は岩谷に負けて、あんまり結果を残せなかった。でも2025年はあのベルトを巻いて、私の年にしたい。私が勝って最強だと証明します」と涙ながらに宣戦布告された。
朱里の思いを聞いたSareeeは「朱里選手がこれだけIWGPに対しての思いがあることを初めて知った。でも、私だって絶対に岩谷麻優からIWGPのベルトを取りたいと思ってるし、絶対に譲らない。それに向けての勝負だと思って、より一層気合入れて臨みます」と力強く語った。
会見から火花を散らす2人の一騎打ちに注目が集まる。