新日本プロレス30日の仙台大会で、IWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.(37)が次期挑戦者の後藤洋央紀(45)から直接フォール勝ちを収めた。
ザックは2月11日大阪大会で後藤とのV5戦を控えている。この日の大会ではロビー・イーグルス&藤田晃生とのトリオで後藤&エル・デスペラード&YOHと激突した。
一進一退の攻防が繰り広げられるなか、ザックは終盤に後藤と1対1の戦況に。後藤のラリアートを切り返してアームロックに捕獲するなど追い詰めていく。GTRを回避したザックはザックドライバーを切り返されて後藤弐式で丸め込まれる。しかしこれをさらにヨーロピアンクラッチで切り返し、技ありの3カウントを奪ってみせた。
22日後楽園大会では後藤弐式で挑戦者にフォール負けを喫していたザックだったが、同じ轍は踏まず早々に雪辱。試合後のリング上でマイクを握ると「仙台の皆さん、ありがとうございました! でもコウ君(藤田)、ロビー…本当に(CHAOS)太鼓やめて。ダサいよ」と笑いを誘いつつ「今は2025年、ずっとオレンジ。もうすぐ大阪の大会。後藤、それはお前のラストチャンスだね。楽しみだよ。今年の中心はTMDK!」と防衛に自信をのぞかせていた。