新日本プロレス30日の仙台大会で、ゲイブ・キッド(27)がIWGP・GLOBALヘビー級王者の辻陽太(31)を含む全方位に挑発的な言葉を連発した。
ゲイブは2月11日大阪大会で辻の持つベルトに挑戦する。この日はドリラ・モロニー&クラーク・コナーズとのトリオで辻&鷹木信悟&BUSHIと激突した。
互いに先発を買って出て辻と対峙したゲイブは、ラリアートの相打ちからヘッドバット、張り手と強烈な打撃を繰り出していく。カウンターのエルボーで反撃を浴びながらもドロップキックでダウンを奪うなど一歩も譲らない攻防を展開した。
試合はコナーズがNo Chaser(変型ブラディサンデー)でBUISHIを沈め「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」に凱歌。ゲイブは自身が保持するSTRONG無差別級王座のベルトを掲げて、辻と視殺戦を繰り広げた。
バックステージでは「前から言っている通りゲイブと辻は未来ではなく、現在なんだ。この試合はこの団体を前進させるものだ」と力説。「お前は俺より先に道場に入ったから俺より上だと思っているようだが…。俺はお前が棚橋(弘至)のブーツのひもを結んでいる時に、コーディ・ローデスを倒してるんだぞ! 分かってんのか?」と新日本入門前の2017年4月に英国マットであげた金星を強調し、辻を挑発した。
「これは俺の時代だ。この時が来るのを13年待った。ケニー(オメガ)との試合は始まりにすぎない。ニュージャパンは俺の手によって、ドッグたちの手によって過去最高に到達する。鷹木の時代ではない。時間外…今はテキーラタイムだ」と豪語すると日本語で「飲んでないじゃーん!」と叫びながら控室へ。前夜にメキシカンレストランで大量のテキーラを飲み過ぎて、猛烈な二日酔いで会場入りした男とは思えないほど冗舌だった。