【吉田聖弥インタビュー(2)】ドラゴンズの応援大使を務めるSKE48・熊崎晴香(27)が中日のドラフト2位・吉田聖弥投手(22=西濃運輸)を直撃。インタビュー後編では同期入団の金丸夢斗投手(22)との関係や一軍スタートとなった沖縄キャンプへの意気込みを語った。「開幕一軍」を目標に掲げた左腕がプロで対戦してみたい打者とは――。
熊崎 ドラフト1位の金丸夢斗投手(21=関西大)とはすごく仲が良いですよね。
吉田 (昨年12月に)ラジオ番組で共演した時に会ったのが初めてで、そこから仲良くなりました。入団会見やいろいろな行事で会ってより仲が深まったという感じですね。
熊崎 金丸投手は同い年で同じ左投手ですが、ライバル意識とかもあったりしますか?
吉田 ライバル意識はないことはないんですけど、僕より絶対的なアドバンテージはあると思いますし、彼の方が実績があると思っています。練習だったり考え方を聞いていて、やっぱりすごいな、という感心する部分が多いです。そういう意味では僕が見習うことも多いですし、逆に何か彼が知らないことがあれば僕が知っていることであれば伝えられることができるので、そういう意味ではすごく刺激になりますし、すごくいい関係だなと思います。
熊崎 今年の新入団選手は皆さんすごく仲が良いですよね。切磋琢磨してこれからの活躍を期待していますけど、一緒に夢や目標を語り合ったりすることはありますか。
吉田 いや、そんな感じはないですね。基本的に野球の話はグラウンド以外ではやらないです。(金丸)夢斗とはちょいちょい話はしますけど。
熊崎 どんなお話をされてますか。
吉田 どういう感じでトレーニングしてるのかとか今までどうやって良くなってきたのかとか。2人の時にちゃんと真面目な話はしますけど、グラウンドでそういう話は済ませて、あんまり部屋とかに持ち込まずにプライベートはプライベートでオンオフ切り替えてます。
熊崎 キャンプは一軍スタートに決まりましたがどんなキャンプにしたいですか。
吉田 開幕が3月末なのでそこに向けての準備期間だと思います。初めてのキャンプなので分からないことばっかりですし、まずは慣れてケガをしないというところから始まって、中盤から後半でしっかりシーズンに向けた調整ができればなと思います。
熊崎 1年目の目標は。
吉田 本当に〝開幕一軍〟というところが僕にとってのキーになるんじゃないかなと思っています。プロの世界はやっぱり一軍に一流選手がいますし、その土俵に立たないと何も経験できないと思う。まずは経験することから始まって、その経験で得たものを次の目標にどんどんつなげていければと思うので、まずは開幕一軍というところを目指してやっていきたいです。
熊崎 一軍の舞台で対戦してみたい選手はいますか。
吉田 現段階で本当に最高峰のバッターと言われている岡本選手(巨人)だったり、村上選手(ヤクルト)との対戦は自分がどういう投球ができるのか、試してみたいなと思います。
熊崎 自信はありますか?
吉田 自信はあります!
熊崎 すごい! ドラゴンズ応援番組「ドラナビ」(スターキャット)に出演されていたときは自信がないとおっしゃっていましたが…。
吉田 (「ドラナビ」で共演した中日OBの)野口茂樹さんから「(自信が)あるって言え」と言われたので気を付けています。