元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が31日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、午前8時)に出演し、フジテレビが制作現場で厳しい状況になっている現状を語った。
番組では30日に開かれたフジテレビの取締役会についてなどを特集。清水賢治社長は取締役会で日枝久相談役の進退について議題には上がらなかったと語った話や、一連の問題によるCMの差し替えの影響でCM収入が233億円の大幅な減収の見込みである発表したことを報じた。
長嶋は233億円の減収に「既存の番組にどれだけ影響を及ぼすのかって考えただけで恐ろしいです」と指摘し、フジテレビの先行きを心配。さらに、「現場の制作陣は、よりよい番組作りを心がけて、何とかして信頼回復を、と現場の方たちはされている。とんでもない努力をされていると思います、超逆風ですから」と現場の声を代弁した。
いまのフジテレビは制作現場でも辛い立場にあるという。長嶋は「この間、聞いたところによりますとドラマとかバラエティーとかで、ロケに出て、この店を番組として協力をさせてくれないかと言っても“フジテレビさんなんでしょ”って言って貸してくれなかったり、ロケをやっていて、すごくいちゃもんを付けてきたりする人がいる。“お前たちフジテレビか”って。そのロケをやっていたのは日本テレビだったんだけど、そんなことを僕は聞くわけですよ」。
ロケ現場でも大変な状況であることに「とてもつらいですよね、とてもお世話になった局なのでね。とにかく何とかいい形で、いまは最悪の状況だと思いますけど、昔のフジテレビみたいな復活を望みます、ちょっと話が早いですけど」とした。
そのコメントに対し、羽鳥は「現場の苦労に対して経営陣がどう対応していくかだと思います」と締めくくった。