格闘技イベント「ONE172」(3月23日、さいたまスーパーアリーナ)の会見が行われ、元K―1世界3階級制覇王者の武尊(33)がロッタン・ジットムアンノン(タイ=27)戦への意気込みを語った。
国内の立ち技の有力選手が海外勢と対峙するカードが並ぶ大会となったことを受けて武尊は「これだけのメンバーが集まり大会を開催されるのがうれしいです。『THE MATCH』をやって盛り上がったんですけど、その時に『次は日本対世界のTHE MATCHをやりたい』と言っていて、それがこのONEで実現できてうれしいと思うし、そのメインで試合ができるのがうれしくて感謝しています」と感慨深げ。さらにようやく実現した悲願のロッタン戦に「最高の殴り合いをして最高の勝ち方で日本最高の大会を締めくくりたいと思います」と拳を握った。
また、会見にはエドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)と対戦する青木真也も登壇。「気がついたら1年以上、試合をしていなくて。(オファーを受けて)〝あ、ファイターなんだ〟って思い出しました」と冗談めかす。会見冒頭でチャトリ・シットヨートンCEOから「最後の試合」と断言されたが「僕の中では全然ラストマッチではないので。ラストではなくスタートだと思っていますから。今回エドゥアルドフォラヤンとダシの出る試合をしたいと思います」と話した。
さらにこの日の会見ではフライ級総合格闘技世界王者決定戦「若松佑弥VSアドリアーノ・モラエス(ブラジル)」、フェザー級キックボクシング暫定王者決定戦「野杁正明VSタワンチャイ(タイ)」のタイトル戦のほか、「海人VSマラット・グレゴリアン(アルメニア)」「吉成名高VSラック(タイ)」「龍聖VSスリヤンレック(タイ)」「秋元皓貴VSジョン・リネカー(ブラジル)」などが発表された。