デビュー30周年を迎えた演歌歌手・水森かおりが、デビュー曲「おしろい花」から前作「日向岬」までのシングル全31曲の表題曲を2月1日から音楽配信をスタートさせる。
最新シングル「三陸挽歌」は昨年、配信済みで、コンサートでも人気のシングル曲「笑顔でいようね」「しぶさわくんの唄」。さらに、昨年発売した原田龍二とのデュエット曲「モナムール・モナミ~愛しい人よ~」の3曲も配信されており、これで全35曲が配信される。シングルの表題曲がすべて配信でも聴けるようになる。
水森は「『最近、水森かおりの歌の世界を聴くようになったので、初期の作品も聴いてみたい』ということになった場合、初期のCDを探すのは大変ですけれど、配信だったらどこにいてもすぐに聴いていただけるので、そういった意味でも配信はとても便利ですよね」とコメントする。
今後は、シングル曲のカップリング曲、アルバム全曲の配信も順次行っていくそうで、演歌・歌謡曲系のアーティストとしては画期的な試みだ。「最近は、演歌のジャンルでも配信されている歌い手さんが多くなってきましたし、それを聴いてくださるリスナーも増えているので、これをきっかけにたくさんの方に水森かおりの過去の曲を知っていただけるのは大変うれしいです」と話している。
水森のシングル全曲の中で、売り上げナンバーワンは「鳥取砂丘」だが、「私にとっても一番の思い入れのある曲は『鳥取砂丘』です。でも、35曲すべてが私にとって思い入れのある作品ですし、これからもどの曲も1曲1曲、大切に歌っていきたいです」。
そして、3月18日に30周年記念シングル「大阪恋しずく」のリリースが決定。「デビューした日の1995年9月25日を大阪で迎えたので、私の中では大阪は特別な場所ですし、30周年の節目にふさわしい新たなスタートラインに立つ曲だなと思っています。でも、30周年だからといって何も気負うことなく、毎年同じ気持ちで歌っていきたいですし、今年もより多くの方々とのご縁を大切にしながら頑張っていきます」と話していた。