吉田正尚外野手(31)が所属するレッドソックスの動きが慌ただしくなってきた。チームはアストロズからFAになっているアレックス・ブレイグマン内野手(30)の5球団による争奪戦に加わっており、獲得に成功した場合は吉田が放出候補になるという報道もある。
ただ、オールスター戦に2度出場しているブレイグマンにはアストロズが球団最高額となる6年1億6000万ドル(234億円)の残留オファーを提示。ブルージェイズも巨額オファーを提示したと報じられており、レッドソックスは苦戦を強いられている。
米メディア「ファンサイデッド」はレッドソックスがブレイグマン獲得に失敗した場合の補てん候補をピックアップ。エンゼルスのテイラー・ウォード外野手(31)らとともに名前を挙げられたのがカブスの鈴木誠也外野手(30)だ。
「もしブレイグマンが離れ、ピート・アロンソ(の獲得)が不調に終われば、次に有力な右打者は鈴木だ」と指摘。さらに「30歳の彼は、現在野球界で最も過小評価されている打者の一人かもしれない。右利きの外野手として、彼はグローブのようにボストンのニーズにフィットしている」とも伝えた。
鈴木は昨季、20本塁打をマークして日本人右打者として史上初となる2年連続20本塁打を記録。ただ8月からDHに固定され、DH専任には難色を示しているといわれ、今オフはトレード話が何度も持ち上がっている。ブレイグマン争奪戦の行方次第で、日本人野手の去就に影響が出てくるかもしれない。