昨年オフに日本ハムに移籍した元台湾・統一ライオンズの古林睿煬(24=グーリン・ルェヤン)投手が31日、新庄剛志監督(53)と共に沖縄・名護市内のホテルで会見を行った。
昨年11月にポスティングシステムを利用して日本ハムに新加入した右腕はこの日、翌日からの春季キャンプに備え施設を見学。その印象を問われると「とてもきれいで充実した環境。こういった中で練習できるのはとても嬉しい」と笑みをのぞかせ翌日からの日本でのキャンプに意欲をのぞかせた。
今季の目標は「1年通して一軍にいてチームのために投げらればいい」という古林。この言葉に新庄監督も「まずは先発で見てみたいと思う」と、当面は先発ローテーションの一角としての活躍を期待した。
ただ、古林は1月に来日後、慣れない環境と寒さなどで数日前から右脇腹を痛めた模様。それでも本人は「自分としてはそんなに大ごと(大きなケガ)だとは思ってない」と断言しており、当初の予定通り一軍スタートとなる。新庄監督も3月1日、2日に予定されているチームの台湾遠征では先発として登板させたい意向を示している。
「(現時点で)そこまで(張りは)酷くはないんでね。すごいトレーナーも揃ってますんで、日本は。早く治ってもらえたら。というより早く(生で)見たいっていう気持ちがあるからね、俺が。めっちゃ楽しみです」
最速157キロを誇る台湾の至宝の順調な回復と凱旋登板を今から心待ちにしている様子だった。