〝世界の16文〟こと故ジャイアント馬場さん(享年61)の命日である1月31日に東京・後楽園ホールで「ジャイアント馬場没25年追善~太陽ケア引退試合~木原文人リングアナデビュー35周年記念大会」が行われ、〝炎の飛龍〟こと藤波辰爾(71)が見事な勝利を手にした。
藤波はこの日、当初出場を予定していた西村修が、体調不良で欠場となったことを受けて登場。越中詩郎、新崎人生と組んで長井満也、井上雅央、土方隆司with藤原喜明組と対戦した。
過去に確執のあった西村に代わる出場が話題となった藤波だが、土方をドラゴンスクリューで吹っ飛ばすなど、リング上でも鮮やかな動きを披露。最後は雅央をドラゴンスリーパーで捕獲し、仕留めて勝利した。
試合後、複雑な表情でコメントスペースに現れた藤波は「またいつかもう1回リングに上がってこられるようにという思いを込めて、上がりました。まだ若いんだし。頑張って上がってこいって。それだけです」とステージ4の食道がんで闘病中の西村にエールを送った。