ソフトバンク・倉野信次投手コーチ(50)が31日、春季キャンプ投手陣の方針と求めるものを示した。
キャンプが行われる宮崎の地で倉野コーチが選手に求めたことは「タフさ」だった。思いもよらない緊急登板、調子が悪い時、思い通りにいかなかった時…。あらゆる場面で「タフ」であることが必要だと語り「もう一度強いプロフェッショナルの集団をつくりたい」と意気込んだ。
技術的な部分で示したのは「投げ込み量の増加」だ。選手に求めた「タフさ」はあくまでメンタル面での話であり、狙いは技術力の向上だという。「今の時代に逆行するかもしれないけれども、投げる数っていうのは増やす部分はある。全員が全員ではないですけど」と方針を打ち出した。
「(選手の)ギラついている部分も見えた」と期待をかけた倉野コーチ。熾烈な争いが予想される投手陣の、サバイバルキャンプが始まる。