意味深コメントの真意は…。格闘技イベント「ONE172」(3月23日、さいたまスーパーアリーナ)で、戦友のエドゥアルド・フォラヤン(40=フィリピン)との4戦目に臨む〝バカサバイバー〟こと青木真也(41)が新境地に至った思いを激白した。
青木は1月31日、都内で行われた会見に出席。チャトリ・シットヨートンCEOから「これが青木真也の最後の試合」と断言されると「僕の中では全然ラストマッチではないので。ラストではなく〝スタート〟だと思っています」と返答して会場に緊張感を走らせた。
この言葉の真意は何なのか。会見後、取材に応じた青木はまず「俺の〝ラストマッチ〟は2024年1月で済んでるんだよ」と予定されていたセージ・ノースカット戦が開始直前に相手の都合で流れ、代わりにジョン・リネカーと戦い勝利した試合が〝最後の戦い〟だったと声をしゃがれさせる。これを踏まえフォラヤンとの4戦目を「スタート」に位置づけたのだ。
「やっと分かった。俺はここから〝レジェンドマッチ〟を開拓していきたいんだ。日本では定着していないけど、それってみんな照れちゃうからなんだよ。でも俺は照れずにやる。そのキックオフがフォラヤン戦だ」
1月24日のONEタイ大会でのグラップリング戦で今成正和を下し、自身との対戦を希望したマルセロ・ガルシア(42=ブラジル)との05年以来となる再戦もその一環として希望した。青木は「レジェンドマッチはいろんなところでやりたい。だからワンマッチ契約でやっていくつもりだよ」とメガネを光らせた。
自身が描くレジェンドマッチの詳細について「MMAでもグラップリングでもミックスルールでもいいわけよ。するといろいろ広がるだろ」ともろ手を挙げる。最後に「つまり、GLEAT MMAでもできるわけだ。GLEATのプロレスを中嶋勝彦がいくなら、逆方向のど真ん中である『GLEAT MMA』は俺がいただく!」とよく分からないことを叫び、有楽町方面に自転車で走り去った。