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旧統一教会裁判で11万円の支払い命令 それでも鈴木エイト氏が強気なワケ

東スポWEB 2025年2月1日 6時4分

ジャーナリストの鈴木エイト氏の発言によって名誉を傷つけられたとして、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者A氏が約1100万円の損害賠償を求めた判決公判が31日、東京地裁で行われ、鈴木氏に11万円を支払うように命じた。

訴状によるとA氏は鈴木氏のテレビやX(旧ツイッター)での発言で「私の社会的評価を著しくおとしめた」と主張。一方、鈴木氏は「統一教会とその関連団体は、地方自治体やメディア、コメンテーター、弁護士などに対してスラップ的な訴訟を乱発しており、今回の訴訟も教団にとって都合の悪い発信を続ける私の言論活動を封じる目的で起こされた」と請求棄却を求めていた。

この判決を受けて、SNS上では「鈴木エイト氏敗訴」の声が上がるなど、今後の旧統一協会関連の訴訟への影響が懸念される。しかし鈴木氏は表情を変えることなく〝勝利宣言〟した。

今回、5つの訴因のうち「引きこもり」という発言に対して名誉毀損を認め賠償金の支払いを命じた。鈴木氏は「完全請求棄却100%勝利を確信していたので、一部の所を認められなかったことに関しては何でだろうという気持ちがある」と残念がった。

一方で「こちらの主張がほぼほぼ認められている。原告側は5つの発言全てに共通して私が原告を『嘘つきのペテン師』と指摘したなどと主張していたのですが、全て採用されていません。向こうは私のXに投稿した記事を削除しろと追及しているんですけど、それも棄却されているんですね。向こうの主張はほぼほぼ認められてない」とした。

今後について双方が控訴の意向を示している。鈴木氏は「『引きこもり』という言葉の表現。その辺りに対する所だけを認めている。そこに関しては認識の差。その部分については十分、高裁でひっくり返せる」と自信をのぞかせた。

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