イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドで10番を背負うマーカス・ラッシュフォード(27)に同リーグのアストンビラが獲得に乗り出すことになると英紙「ミラー」が報じた。
ルベン・アモリム監督の構想から外れ、今冬の退団を模索しているラッシュフォードはイタリア1部ACミランと交渉するも破談となり、かねて移籍を熱望するスペイン1部バルセロナ入りをもくろんでいた。しかし、バルセロナはサラリーキャップ制による年俸制限のため、所属選手の退団が不可欠となり、交渉が難航していた。
そんな中、同紙は「ウナイ・エメリ監督はラッシュフォードの大ファンであり、アストンビラで再び最高の調子を取り戻す手助けができると信じていることからクラブにラッシュフォードに関する交渉に入るように要望した」と報道。特にFWジョン・デュランがサウジアラビア1部アルナスルに移籍したことを受けて、ストライカー補強を求めたという。
マンUは同リーグのクラブに選手を売却することを避けてきただけに交渉は難航必至。ただ〝構想外〟となった高額選手を抱えておくことはクラブにとって大きな負担となることも事実だ。バルセロナの動向が不透明な中、ラッシュフォードは3日の移籍期限までに新天地を定められるか。