プロ2年目を迎えるソフトバンクの前田悠伍投手(19)がキャンプ初日からいきなりブルペン入りした。
前田悠は真っすぐに加えカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークなどを織り交ぜ、小久保監督と倉野投手コーチが見守る中で49球を投じた。「自主トレでやってきたことを出せた。スタートはよかったと思う」と初日の感想を語った。
今オフはカブス・今永に師事し脱力の意識を学ぶなど多くのことを吸収。12月下旬にはホークスOBでもある千賀(メッツ)の自主トレにも3日間限定で参加した。前田悠は「今考えたらすごい方たちと自主トレをさせていただいた。1年目からこういった経験ができて本当によかった。これからの野球人生で財産になった」と振り返った。
プロ1年目は倉野コーチのもと特別育成プログラムが作成されたが、今年は競争枠のひとりという立場。キャンプ初日にブルペン入りすることは事前に決めていたという。「去年はB組でスタートして、他の選手とは違う、強度とかも決めてもらっていた。今年は初日から勝負、アピールすることができて本当にこの1カ月間が大事になってくると改めて思った」と気合が入る。
小久保監督は「一回り足も大きくなっていたように感じる」と左腕の成長を口にした。プロ2年目のアピールが始まる。