阪神のドラフト1位ルーキー・伊原陵人投手(24)が、1日に始動した沖縄・春季キャンプで早速ブルペン入り。梅野隆太郎捕手(33)に向けて力強い直球やスライダーを投げ込んだ。「順調に来ているので、初日から問題なくブルペンに入れました。アピールしないといけない立場なので、もっとボールの質や精度を高めていかないとなと思っています」。
その一方で、一軍・宜野座組には伊藤将、門別、及川、富田ら左腕が多く選ばれたこともあり、激しい開幕一軍争いが繰り広げられることとなる。開幕一軍を目標に掲げている即戦力左腕は「たくさんいる選手の中でアピールして、何か抜きんでてないと、目には止まらないので」としながら「ライバル意識というのもありますし、ケガだけは意味がないので。自分の状況を見ながらということを大事にしたいです」と表情を引き締めた。
また、この日、投球を見守った金村暁投手コーチ(48)は「さすがに緊張してたかなと、すごい力入ってたなって」と振り返りつつ「ボールはいいよ。それは、もうわかってるしね。オーバーワークにならないところだけ気を付けて大事にいきたいですね」と評価していた。
〝即戦力左腕〟として注目を集めるドラ1ルーキー。先輩投手陣に負けじとアピールを重ね、開幕一軍をつかみたいところだ。