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【ソフトバンク】山川穂高が初日10時間練習「これが僕のテーマ。ダラっと長くやる」

東スポWEB 2025年2月1日 19時15分

ソフトバンク宮崎春季キャンプが1日、生目の杜運動公園でスタートした。昨季のリーグ2冠王・山川穂高内野手(33)はチーム方針で独自練習が認められている「S組」で始動。朝7時半に球場入りすると、夕方6時前まで約10時間に及ぶ長いキャンプ初日となった。

異例の長時間練習には明確な意図があった。「ダラっと長くやる…これが僕のキャンプのいつものテーマなんです。野球ってダラっと長いスポーツ。シーズンもそうですよね。だからダラっとした長さがほしいんです。突っ立ているキツさってあるじゃないですか。足裏が痛いとか。飛行機乗ったり、新幹線乗って試合したり。体温まっていない状態でパッと動くとか。そういうのにならしておきたいんですよ」。長いシーズンでは、想定外の事態が数多く起こる。ベストなコンディションでプレーする場面の方が圧倒的に少なく、そんな中で結果を求められるためにどうするか――。山川なりのアプローチが「ダラっと長くやるキャンプ」だった。

練習の強度や中身には特にこだわらず、イニング間をイメージして途中休憩などを挟み、時間をかけてグラウンドに立ち続けた。夕方の打撃練習前にはシャワーを浴び、軽食を取ってから再びバットを握った。

練習を切り上げる頃には時計の針は夕方6時をまわり、陽はすっかり落ちていた。最後は、山川の練習終了をひたすら待ち続けたファンにサインをして完全撤収。あいにくの雨スタートで室内練習という制約もある中、山川ワールドがさく裂した一日だった。

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