新助っ人右腕の魔球にびっくり!? 阪神の新外国人・ニック・ネルソン投手(29)が、1日に始動した春季キャンプ(沖縄・宜野座村野球場)に参加。キャッチボールや投内連携、ブルペン投球で汗を流し「すごく楽しかったよ。練習もうまくいったし、チームメートとも話すことができた。投内連携もしっかりやることができてよかったよ」と笑顔で振り返った。
一方で、ブルペンではNPB投手では珍しい変化球、ナックルボールを披露。前夜には、この日女房役を務めた坂本誠志郎捕手(31)から〝ぜひナックルボールを受けたい〟と言われていたというが、想定外の魔球っぷりに坂本も驚いた様子を見せていた。
ネルソンは「驚いていた球? ナックルだよ」とニヤリと笑いながら「サカモト選手から見たボールの感覚を伝えてもらったよ。シーズンが近づくにつれてバッターに対してのことだったり、コミュニケーションとっていきたいよ」と振り返っていた。
捕手を務めた坂本は、前夜、虎3年目助っ人・ビーズリーから〝ミットを2つつけろ〟と言われていたことを明かしつつ「野球的にも危ないし、キャッチャーも危ないぐらい揺れてました。やばいなと思いました」とびっくりした様子。
それでも「バッターが嫌がってるなら使いたいですし、こっち次第だと思います。取れるか、当てて前に落とすことができれば、武器になると思います」と話した。
米大リーグでは74試合に登板しており、中継ぎとして期待される新助っ人右腕。経験豊富な女房役をも驚かせる〝魔球〟を操ることができれば、最強投手陣の一角を担う日も近そうだ。