ソフトバンクの小久保裕紀監督(53)が1日、宮崎で始まった春季キャンプ初日を振り返った。
あいにくの空模様もあり室内練習場で迎えた初日。この日は主にブルペンで投手陣の様子を見守った。初日から多くの投手がブルペン入りし「準備として投げないといけない日にちに合わすというのは、プロだと思う。みんないい状態で入ってきたな、という印象」と選手たちの動きに指揮官は満足げだった。
野手陣については「今日はほとんど見ていないけど」と前置きをした上で「外野手の争い、内野の新人はじめ、リチャードが山川にだいぶ引っ張られて体も絞れていそう。出られるポジションは限られている。そのあたりは誰が抜け出てくるのかを、しっかり見極めたい」と師である山川のもとで過酷なトレーニングに耐えた未完の大器・リチャードの名前も出し、期待をかけた。
2月を「2025年型のホークスをつくる基盤となる月」と位置づけた小久保監督。リーグ連覇、そして5年ぶりの日本一に向け、足場を固める。