イングランド・プレミアリーグのブライトンは、サウジアラビア1部アルナスルから日本代表MF三笘薫(27)の獲得オファーを拒否したことを受けて、三笘の姿勢が現地メディアから称賛された。
英紙「ガーディアン」などは1月31日に「アルナスルは三笘薫に対し、7500万ポンド(約144億円)というより高額な2度目のオファーを出したが、ブライトンに拒否され、この日本人ウインガーとの契約をあきらめることになった」と伝えた。
これを受けて現地メディア「WE ARE BRIGHTON」は「サウジアラビアからの巨額オファーを断ってブライトンに残留した三笘は、銀行口座の残高よりも大切なものがあるサッカー選手がまだいることを示してくれた。三笘は天文学的な給料を手にできるにもかかわらず、その移籍には興味を示さなかったため、ブライトンはアルナスルからのさらなるオファーを拒否することが容易になった」と伝えた。
その上で「彼はオイルマネーとスポーツウォッシングによって暗く染まったサッカー界に、まれに見る希望の光をもたらす存在だ」と指摘。ブライトンの情報を主に扱うメディアの主張とはいえ、お金がすべてではない三笘の姿勢は共感につながったのだろう。