藤川球児監督（４４）率いる新生阪神は１日に沖縄・宜野座で春季キャンプをスタート。「選手たちの状態も良く、満足しています」と充実の一日を振り返った。
断続的に小雨のパラつくイマイチな空模様ではあったが、この日は無事に全メニューを消化した。キャンプ地には３５００人もの虎党が集結。球団関係者や地元スタッフも「週末の土曜日という好条件に恵まれたこともあったが、キャンプ初日からこれだけ賑わいを見せてくれるとは思わなかった」と驚きの表情を隠せなかった。
今キャンプのテーマとして「没頭」「姿勢」「凡事徹底」の３つを掲げた指揮官は「選手たちの充実した表情を見れば、自分たちからしっかり取り組んでいる姿が伝わってくる」と納得の表情。自身も早朝から球場入りし、早出練習に取り組む選手たちの姿を直接見守るなど、精力的に動き続けた。
新助っ人陣など、今季からチームに加入したニューカマー勢とも積極的に言葉を交わした。「新外国人のピッチャーは特に環境が全く違うので。気圧も気候も湿度も違うので、ギャップがないように」と気遣った上で「（現役ドラフトで阪神に加入した）畠は不思議くんというか、宇宙人だね。馬場（皐輔＝現巨人）に似ている」と語り、周囲を笑わせた。