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【ソフトバンク】王球団会長 キャンプ初日の心境…例年とは違うワケ「見守らせてもらうよ」

東スポWEB 2025年2月2日 6時10分

ソフトバンクの宮崎春季キャンプが1日、生目の杜運動公園でスタート。プロ野球界の正月「2・1」。世界の王はこれまでと違う〝ときめき〟を抱いていた。

王貞治球団会長(84)は今年も弾むような足取りで球場入りした。例年、全身から伝わるワクワク感を「ときめくんだよ」と表現してきた。ただ、この日は昨年までにない穏やかな表情が印象的だった。「いやいや、今年はね…」と切り出し、心境の変化をこう明かした。「小久保、城島体制になって、和田も入ってくれたし、そういう世代がリードしていくから、見守らせてもらうよ」。

小久保政権2年目で、既定路線だったとは言え、今年から城島健司CBOが編成をつかさどる立場になった。昨年限りで現役を退いた和田毅氏はアドバイザーに就任。それぞれが明確な肩書を得て、対外的にも新体制を印象づけた。

王イズムを継承する3人。「ホークスが一番苦しい時を知っているし、良くなった時も知っている。そして、良くなったなりの理由というのを本人たちが分かっているからね。それを伝えていけるというのがいい」。いずれも大きな成功と挫折を知る。これ以上ない後継者たちがそろう光景に、思わず笑みがこぼれた。

選手たちがアップする横でスクワットや軽いジョギングを行うのは、これまでと変わらなかった。その存在自体が現場を引き締める鷹の象徴――。リーグ連覇、常勝への戦いが再び宮崎から始まった。

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