ドジャース・大谷翔平投手(30)が1日(日本時間2日)、ドジャースタジアムで行われたファンイベント「ドジャーフェスタ」に2年連続で出席。山火事からのギリギリの避難状況を明かした。
ステージ上で今オフ、日本に帰国したかを聞かれた大谷は「戻れれば良かったんですけど、ちょっと火災とかもいろいろあって、僕も避難しなきゃいけなかったので。家の状況とかも心配でしたし、ちょっと残って妻と一緒に違うところに避難してたので、日本にはこのオフシーズンは帰れなかったです」と振り返った。
ロサンゼルスで発生した大規模な山火事のため、避難生活を余儀なくされたという。イベント後の取材で大谷は「(避難は)夜中でしたね。アラートが鳴って。いろんな人と連絡取って、避難しました」と生々しい状況を説明した。
自宅から火も見えたといい「ちょっと忘れ物して、1回(家に)戻った時に、結構もう後ろの方が燃えてたんで。もう家も危ないかなとは思ってたんですけど、それよりも妻とデコ(ピン)と一緒にまず避難することの方が先だったので、すぐに荷物まとめて、夜中でしたけど(避難)したという感じでした」と危機一髪の状況を描写。第1子を妊娠中の真美子夫人と、愛犬デコピンの安全を最優先したという。
左肩のリハビリに加え家を借りての2週間の避難生活中、大谷をさらに悲劇が襲った。「ちょうどその時にインフルエンザになって寝込んでたので、ちょうど練習はできなかったんですけど。避難して、その先でちょっと寝込んでたって感じでした」。
それでもワールドシリーズ連覇を目指す今季に向けては「(リハビリは)今のところスケジュール通りには来てますし、いい感じではトレーニングもできてると思うので。スムーズにスプリングトレーニング入って、そのままシーズンに入れるんじゃないかなとは期待してます」と表情は明るかった。