ミュージシャンの西川貴教が2日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演。先月27日から28日にかけて行われた、元タレント・中居正広氏の女性トラブルに端を発した同局の再会見を振り返った。
西川は「司会をされてる方も含めて経営陣の皆さんが全員男性で、しかも高齢ってなってくると、経営陣がそこをきちんと、コンプライアンスやコーポレートガバナンスっていうものを内容を含めてご理解されていたのかなっていうところを含めて考えると…」と指摘。会見に出席したのはフジ・メディア・ホールディングス、フジテレビ元会長の嘉納修治氏、フジテレビ元社長の港浩一氏、遠藤龍之介フジテレビ副会長、金光修フジ・メディア・HD社長、清水賢治フジテレビ新社長。5名とも高齢の男性だった。
続けてフジ・メディア・HD内のニッポン放送で活躍する檜原麻希社長の名前を挙げ「放送の広告収入だけじゃなくて、イベント事業を含めてマネタイズされて非常に健全な経営をされている、そういった有能な方もいらっしゃいます」とフジテレビ上層部に女性を増やすことでの人権意識向上に期待した。
また、この会見は一部記者の〝お気持ち表明〟や〝自分語り〟が原因で10時間越えのロング会見となった。ほかにも後に記事訂正が発覚した文春記事を情報源に質問する者もおり、メディア側の意識改革が求められることにもなった。
西川も「やっぱり本来記者っていうのは、ネタ元(情報提供元)にちゃんと当たっていく、そういった必要がちゃんとあって。一部で流布されている記事の内容や、他から聞いた伝聞を元に、質問されたりしてることが多かった。これはやっぱり今後メディアっていうものの置かれてる立場と責任をもう少し考えていくっていうことも大事なのかなと思います」と釘を刺した。