大相撲の大関大の里(24=二所ノ関)が2日、千葉・成田市の成田山新勝寺で行われた節分会に初参加した。
新横綱豊昇龍(立浪)、幕内御嶽海(出羽海)、幕内高安(田子ノ浦)、幕内遠藤(追手風)と豆まきに登場。大の里は「去年ニュースで(豆まきを)見ていて、成田山に行ってみたいとずっと思っていた。昨年の3月頃にお声がけいただいて、こうやって成田山での豆まきが実現できて光栄だった」と笑みを浮かべた。
石川県出身の大の里は、午前の回で同郷の遠藤の隣で豆をまいた。昨年の元日に能登半島地震が発生し、今も復興作業が続いている。「隣が遠藤関ということで、石川県の復興はまだまだだけど、少しでも復興に近づいていければ」と故郷への思いを語った。
先場所は10勝5敗だった。春場所(3月9日初日、大阪府立体育会館)に向けて「あっという間に次の場所になる。(豆をまいて)いいことがあるように、そのためには自分で頑張らないといけない。こうやって成田山に呼んでもらえて本当に光栄だし、より一層気を引き締めて頑張りたい」と力を込めた。