女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」に属する小波(28)が、朱里(35)率いる「ゴッズアイ(GE)」にユニット解散を通告した。
29日の両国大会で遺恨が残る朱里とギブアップ、KO、レフェリーストップのみの決着となる「完全決着ノーフォールルール」で激突。試合中に朱里の右ハイからバズソーキックをくらった小波は倒れ込み動けなくなってしまった。だが、ダウンカウントが9まで数えられたところでヘイトのセコンド陣がリングに介入。試合時間33秒で小波の反則負けとなり、1月3日の有明大会から欠場していた。
2日の東京・後楽園ホール大会の第5試合後に事件が発生した。同試合ではGEの朱里&鹿島沙希&稲葉ともか&虎龍清花が、STARSの岩谷麻優&羽南&葉月&向後桃と対戦。両軍が入り乱れる激闘を繰り広げ、最後は朱里が向後を白虎でギブアップ勝ちを奪った。
すると試合後に小波を筆頭にヘイトのメンバーがGEを襲撃。マイクを持った小波は「後楽園のクソども! そして朱里、久しぶりだな」とあいさつした。その後、目の前に現れた虎龍を見つめ「お前は誰だ? まあ誰でもいいんだけど、ゴッズアイはまだこんな仲良しごっこやってるんだ。まあそれもすぐに終わらせてやるよ」と吐き捨てた。怒り心頭の朱里から「小波! 待ってたよ。両国の続きとことんやり合おうじゃん」と宣戦布告されると不敵な笑みを浮かべ去って行った。
大会後、取材に応じた小波は負傷箇所について「フフフフ、表に出ていることだけが全てじゃない。私は朱里に復讐するために動いてきたからいつ何が起こるかわからないと思った方がいいよ」と語った。
この日の試合を見ていた小波はGEを〝団体の害悪〟とし「くまコントラくまとかくだらないことやったり、GEは格闘技がやりたいのか、遊びたいのか何がやりたいのかよくわからなくて全部が中途半端。GEがスターダム全体のレベルを落としてるから解散した方がいいよ」と通告。最後に「スターダムのためにGEを潰す…」と語り去って行った。