阪神・糸井嘉男スペシャルアンバサダー(43)が、2日に沖縄・宜野座村野球場で行われている春季キャンプに合流。近畿大の後輩で愛弟子の佐藤輝明内野手(23)に〝超人流指導〟を行った。
この日は、クリケットのラケットに加え、普段使用している白球よりもかなり重めのボールを使った打撃練習に取り組ませた糸井SA。「あれは超人ボール。バットへこむぐらい重いです(笑い)」とニヤリとしながら、「打った後の手の感覚も大事ですし、重いボールでやって押し込む感覚をしっかり出すと。そうするとパワーもつきますし、(甲子園の)浜風関係なくいくんちゃいますか」と力説した。
その一方で佐藤輝は、昨年の契約更改で「甲子園のラッキーゾーン復活」を切望。昨季は右翼から左翼へ吹き荒れる強烈な浜風の影響で、何度も涙を飲んできただけに、心の叫びともとれる要望だった。また、この日も左中間方向に本塁打を量産し、ホームランテラスは不要かと思われたが、「いらないわけないでしょ(笑い)。今日ぐらい風が吹いてたらいいですが、甲子園であんな風見たことないし」と言い切った。
そんな主砲の熱い願いを聞いた同じ左打者の糸井は、「ラッキーゾーンつくろうとか言ってるけどね。後押ししましょか? やっぱり風は大変なんわかるから」とニヤリ。その上で、「やっぱりそれに勝るようなバッティングを見たいですよね」と聖地に吹き荒れる浜風に負けない打撃を期待していた。